ハイエンドDACの価格推移を紐解く

今回の記事では2011年からのハイエンドDACの価格改定情報と価格推移について纏めたのでご紹介したい。先日の記事でオーディオ機器の価格暴騰について書いたが(下記参照)、その補足記事的な位置づけになる。

なお、ハイエンドDACを題材として選択したのは、単純に私がDACが好きだからである()特に深い意味はないがご了承いただきたい。(また、私がこれらほぼすべてのDACを聴いているのもある)

今回のまとめを2011年からとしたのは、現代まで続くハイエンドDACの流れが2011年発売のCH Precision C1と2012年発売のdCS Vivaldi DACの登場から始まったと感じているからである。(プレーヤーも含めてもっと遡れば2009年発売のPlayback Design MPS-5と2010年発売のCH Precision D1あたりだが)

目次

ハイエンドDACの価格改定情報と価格推移

では早速2011年からのハイエンドDACの価格改定情報と価格推移を年表形式で紹介していこう

ここで取り上げるのはハイエンドDACの中で知名度が高く息が長い製品から私が独断と偏見で選んだものになる。ここに載っていないもので取り上げて欲しい機器があればコメントいただければ追記していきたい。なお、価格表示は業界の慣習とは異なるが税込み表示としている。(参考資料として使用したSTEREO SOUNDの年末ベストバイでの表記も頑なに税別だったのはちょっと驚いた・・・そういうとこやぞ)また、税込み表示にしたことで2011年以降に発生した2回の消費税増税による支払額の上昇も見える化している。更にその年のドル円についても整理し、価格改定と為替との関係性の見える化にも努めている

※以下の表記の見方
黄色ハイライトは新発売の製品赤色ハイライトは値上げの製品

2011年の価格推移

CH precision C1が発売しDACの新時代が幕を開けた。この年はドル円が80円と記録的な円高で最高価格帯のDACも300万円まで2024年6月現在からみると天国のような状況・・・

消費税率:5%
USドル/円(年平均):80円

CH precision C1 ¥2,940,000 6月発売 USドル/円:81円

dCS Scarlatti DAC ¥3,076,500

Playback Designs MPD-5 ¥2,035,000

Accuphase DC901 ¥1,155,000

Esoteric D01 ¥2,310,000

2012年の価格推移

年末に泣く子も黙るdCS Vivaldi DACが発売。即飛ぶように売れる為替もドル円80円前後で安定し良い時代が継続こうやって振り返ってみるとCH C1とVivaldiの弾数が日本で異常に多いのもこの時代背景が要因として大きいと感じる。日本のオーディオがハイエンドオーディオの最前線に居れた最後の時期

消費税率:5%
USドル/円(年平均):80円

CH precision C1 ¥2,940,000

dCS Vivaldi DAC \3,727,500 11月発売 USドル/円:80円

Playback Designs MPD-5 ¥2,035,000

Accuphase DC901 ¥1,155,000

Esoteric D01 ¥2,310,000

2013年の価格推移

Esoの本気Grandioso D1が爆誕しハイエンドDACは三強時代へ。為替は昨年末から円安が進行し100円前後に。それに伴い代理店も円安進行分値上げを行った。

消費税率:5%
USドル/円(年平均):98円

CH precision C1 ¥2,940,000 → 価格改定 ¥3,150,000

dCS Vivaldi DAC \3,727,500

Playback Designs MPD-5 ¥2,035,000 → 価格改定 ¥2,100,000

Accuphase DC901 ¥1,155,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,625,000 11月発売 USドル/円:98円

2014年の価格推移

Nagra HD DAC発売。小型で高性能かつ小粋な音というニーズの先鞭を付ける。為替はドル円が8月まで100~105円で安定も9月から急激に円安が進行(9月104円→12月119円)ただ年の終盤であったのでこの年はdCSさんの謎発作値上げ以外はなし。

消費税率:5% → 4/1~8%
USドル/円(年平均):106円

CH precision C1 ¥3,465,000 → 4/1消費税増税 ¥3,564,000

dCS Vivaldi DAC \3,727,500 → 2/1価格改定 ¥4,063,500 USドル/円:102円→ 4/1消費税増税 ¥4,179,600

Playback Designs MPD-5 ¥2,100,000 → 4/1消費税増税 ¥2,160,000

Nagra HD DAC ¥3,141,720 秋発売 USドル/円:104円

Accuphase DC901 ¥1,155,000 → 4/1消費税増税 ¥1,188,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,625,000 → 4/1消費税増税 ¥2,700,000

2015年の価格推移

Merging NADAC発売。解像度が高く清澄な草食系的音質はこれまでになく手頃な価格帯ということもありジワジワ売れる。Roonも登場し2007年発売のLINN DSが切り拓いたハイエンドでのネットワークオーディオ・PCオーディオがようやくCD再生と同程度のウェイトを持ち始める。為替はドル円120円前後で推移。しかし前年終盤の急激な円安から値上げする代理店が多かった。

消費税率:8%
USドル/円(年平均):121円

CH precision C1 ¥3,564,000 → 価格改定 ¥3,672,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,179,600 → 価格改定 ¥4,611,600

Playback Designs MPD-5 ¥2,160,000 → 価格改定 ¥2,332,000

Nagra HD DAC ¥3,141,720

Merging NADAC ¥1,296,000 冬発売 USドル/円:123円

Accuphase DC901 ¥1,188,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,700,000

2016年の価格推移

Chord DAVE発売。マーケティングの妙もありヘッドホン界隈を中心に爆発的に売れる。またこの年MSB Select DACも爆誕。この当時は1000万を超える価格への驚きが先行し、その音質の真価が広まるにはトランスポートの進化を待つことになる。為替はドル円1月120円から円高が進み9月に一時100円まで下がる代理店大歓喜の年全く値上げが無い平和な1年。あれ?円高還元値下げは?どこいったの?

消費税率:8%
USドル/円(年平均):109円

CH precision C1 ¥3,672,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,611,600

Nagra HD DAC ¥3,141,720

Merging NADAC ¥1,296,000

Chord DAVE ¥1,620,000 2月発売 USドル/円:121円

MSB Select DAC ¥13,284,000 5月発売 USドル/円:106円

Accuphase DC901 ¥1,188,000 → DC950発売 ¥1,296,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,700,000

2017年の価格推移

MSB Reference DAC発売もSelectの影に隠れてあまり話題にはならなかった。為替はドル円115円から徐々に円高が進み安定。全く値上げが無い平和な1年。

消費税率:8%
USドル/円(年平均):112円

CH precision C1 ¥3,672,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,611,600

Nagra HD DAC ¥3,141,720

Merging NADAC ¥1,296,000

Chord DAVE ¥1,620,000

MSB Select DAC ¥13,284,000

MSB Reference DAC ¥5,832,000 11月発売 USドル/円:114円

Accuphase DC950 ¥1,296,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,700,000

2018年の価格推移

Playback Designs MPD-8発売。前作MPS-5はかなり売れたがMPD-8になり売れ線の音から離れて玄人好みの渋い立ち位置へ。為替はドル円110円前後で安定。全く値上げが無い平和な1年。

消費税率:8%
USドル/円(年平均):110円

CH precision C1 ¥3,672,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,611,600

Nagra HD DAC ¥3,141,720

Merging NADAC ¥1,296,000

Chord DAVE ¥1,620,000

MSB Select DAC ¥13,284,000

MSB Reference DAC ¥5,832,000

Playback Designs MPD-8 ¥2,700,000 8月発売 USドル/円:112円

Accuphase DC950 ¥1,296,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,700,000

2019年の価格推移

為替はドル円110円行かない位で安定。値上げもMPD-8(最初の値付けがミスっていて安すぎた感じ)だけと平和な1年

消費税率:8% → 10/1より10%
USドル/円(年平均):109円

CH precision C1 ¥3,672,000 → 10/1消費税増税 ¥3,740,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,611,600 → 10/1消費税増税 ¥4,697,000

Nagra HD DAC ¥3,141,720 1/30ディスコン

Merging NADAC ¥1,296,000 → 10/1消費税増税 ¥1,320,000

Chord DAVE ¥1,620,000 → 10/1消費税増税 ¥1,650,000

MSB Select DAC ¥13,284,000 → 10/1消費税増税 ¥13,530,000

MSB Reference DAC ¥5,832,000 → 10/1消費税増税 ¥5,940,000

Playback Designs MPD-8 10/1価格改定+消費税増税 ¥3,080,000 USドル/円:108円

Accuphase DC950 ¥1,296,000 → 10/1消費税増税 ¥1,320,000

Esoteric Grandioso D1 ¥2,700,000 → 3/1 D1X発売 ¥3,780,000 → 10/1消費税増税 ¥3,850,000

2020年の価格推移

昨年末に発生したコロナが爆発的に日本でも蔓延した年。為替の方はドル円105円~108円の間で安定しており、値上げもいつものdCSさんの謎発作値上げ程度(MSBは仕様変更もあり実質値下げ)平和な1年

消費税率:10%
USドル/円(年平均):107円

CH precision C1 ¥3,740,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,697,000 → 8/1価格改定 ¥4,807,000 USドル/円:106円

Nagra HD DAC X ¥7,590,000 春発売 USドル/円:108円

Merging NADAC ¥1,320,000

Chord DAVE ¥1,650,000

MSB Select DAC ¥13,530,000
 → 11/4価格改定・仕様変更(■Femto 33 clockを標準搭載とする。■Two Mono Powerbase(2x Select Powerbases)を標準電源とする。) ¥16,390,000
 USドル/円:105円

MSB Reference DAC ¥5,940,000
 → 11/4価格改定・仕様変更(■Femto 33 clockを標準搭載とする。■アナログモジュール:は、Balanced Preamp Module (XLRバランス専用 / XLRアナログ入力付き)を標準仕様とする。)¥7,590,000 USドル/円:105円

Playback Designs MPD-8 ¥3,080,000

Metronome c/AQWO ¥2,860,000 11月発売 USドル/円:105円

Accuphase DC950 ¥1,320,000

Esoteric Grandioso D1X ¥3,850,000

2021年の価格推移

年初はここ数年で最安のドル円103円から始まるも右肩上がりで円安が進行し12月には113円と1年で約1割強の為替の変動があった。それに伴い半数程度の代理店が値上げに踏み切った。徐々に日本のハイエンドオーディオの雲行きが怪しくなってきた

消費税率:10%
USドル/円(年平均):110円

CH precision C1 ¥3,740,000

dCS Vivaldi DAC ¥4,807,000 → 7/1価格改定 ¥4,928,000 USドル/円:111円

Nagra HD DAC X ¥7,590,000 → 12/30価格改定 ¥8,910,000 USドル/円:113円

Merging NADAC ¥1,320,000 → 5/1価格改定 ¥1,386,000 USドル/円:109円

Chord DAVE ¥1,650,000 → 10/6価格改定 ¥1,980,000 USドル/円:111円

MSB Select DAC ¥16,390,000

MSB Reference DAC ¥7,590,000

Playback Designs MPD-8 ¥3,080,000

Metronome c/AQWO ¥2,860,000 → 5/1価格改定 ¥3,190,000 USドル/円:109円

Accuphase DC950 ¥1,320,000 → 8月 DC1000発売 ¥1,375,000

Esoteric Grandioso D1X ¥3,850,000

SOULNOTE D3 ¥1,760,000 発売

2022年の価格推移

3月以降急激に円安が進行(3月115円→11月148円)それに伴い各代理店が夏頃に一斉に大幅値上げ。日本のハイエンドオーディオ冬の時代が本格到来した年となった。

消費税率:10%
USドル/円(年平均):131円

CH precision C1 ¥3,740,000 → 2/21価格改定 ¥3,960,000 USドル/円:115円
 → 7/12 C1,2発売 ¥5,610,000 ※C1からのアップグレード ¥638,000 USドル/円:136円

dCS Vivaldi DAC ¥4,928,000 → 2/1価格改定¥5,819,000 USドル/円:115円
 ※3/4 Vivaldi APEX DAC verup開始 \1,188,000円

Nagra HD DAC X ¥8,910,000 → 7/1価格改定 ¥9,680,000 USドル/円:136円

Merging NADAC ¥1,386,000 → 2/21価格改定 ¥1,540,000 USドル/円:115円

Chord DAVE ¥1,980,000 → 10/20価格改定 ¥2,420,000 USドル/円:145円

MSB Select DAC ¥16,390,000 → 6/1価格改定 ¥20,130,000 USドル/円:129円

MSB Reference DAC ¥7,590,000 → 6/1価格改定 ¥9,515,000 USドル/円:129円

Playback Designs MPD-8 ¥3,080,000 → 6/21価格改定 ¥4,070,000 USドル/円:129円

Metronome c/AQWO ¥3,190,000 → 2/21価格改定 ¥3,740,000 USドル/円:115円

Accuphase DC1000 ¥1,375,000 → 価格改定 ¥1,430,000

Esoteric Grandioso D1X ¥3,850,000 → 価格改定 ¥3,960,000

SOULNOTE D3 ¥1,760,000 → 価格改定 ¥1,840,000

2023年の価格推移

ドル円は1~3月は130円前後で小康状態も4月以降はまた一気に円安が進行(4月133円→12月148円)これにはたまらず前年に引き続き秋頃に多くの代理店で値上げこれにより日本のハイエンドオーディオでは完全に価格対性能の相場観が崩壊。個人的な観測範囲ではハイエンドの新品購入はめっきり見なくなった

消費税率:10%
USドル/円(年平均):140円

CH precision C1.2 \5,610,000 → 5/1価格改定 \5,720,000 USドル/円:136円

dCS Vivaldi APEX DAC ¥5,819,000 → 1/14価格改定 ¥6,083,000 USドル/円:131円

Nagra HD DAC X ¥9,680,000 → 10/21価格改定 ¥10,841,600 USドル/円:149円

Merging NADAC ¥1,540,000

Chord DAVE ¥2,420,000

MSB Select DAC ¥20,130,000 → 12/1価格改定 ¥22,5500,000 USドル/円:148円

MSB Reference DAC ¥9,515,000 → 12/1価格改定 ¥10,692,000 USドル/円:148円

Playback Designs MPD-8 ¥4,070,000 → 10/1価格改定 ¥4,950,000 USドル/円:149円

Metronome c/AQWO ¥3,740,000

Accuphase DC1000 ¥1,430,000

Esoteric Grandioso D1X ¥3,960,000 → 11月 D1X SE発売 ¥4,290,000
                      ※D1Xからのアップグレード ¥440,000

SOULNOTE D3 ¥1,840,000

2024年の価格推移

年始から更に円安は進んだ(1月140円→6月157円)が今の所各代理店は動きなし。売れていないから値上げする必要もないのだろうか?いずれにせよ並んだプライスリストを見ても400万円からといった様相で一般人がなかなか手を出せる価格ではなくなり、その状態が当たり前として受け入れられてきた様に感じる。一般オーディオ民は悟りの境地へ。

消費税率:10%
USドル/円(年平均):150円(~5月)

CH precision C1.2 \5,720,000

dCS Vivaldi APEX DAC ¥6,083,000

Nagra HD DAC X ¥10,841,600

Merging NADAC ¥1,540,000

Chord DAVE ¥2,420,000

MSB Select DAC ¥22,5500,000 5月ディスコン

MSB Reference DAC ¥10,692,000 5月ディスコン

Playback Designs MPD-8 ¥4,950,000

Metronome c/AQWO ¥3,740,000

Accuphase DC1000 ¥1,430,000

Esoteric Grandioso D1X SE ¥4,290,000

SOULNOTE D3 ¥1,840,000

総評

上記から発売時から現在もしくはディスコン時の価格推移およびその倍率を以下に纏めてみた。

CH precision C1 2011年6月発売¥2,940,000 USドル/円:81円
 → 2022年7月ディスコン¥3,960,000 1.35倍 USドル/円:115円
 → 2024年6月現在(※C1.2)\5,720,000 1.95倍 USドル/円:157円

dCS Vivaldi DAC 2012年11月発売\3,727,500 USドル/円:80円
 → 2022年3月ディスコン¥5,819,000 1.56倍 USドル/円:115円
 → 2024年6月現在(※Vivaldi APEX)¥6,083,000 1.63倍 USドル/円:157円

Merging NADAC 2015年冬発売¥1,296,000 USドル/円:123円
 → 2024年6月現在¥1,540,000 1.19倍 USドル/円:157円

Chord DAVE 2016年2月発売¥1,620,000 USドル/円:121円
 → 2024年6月現在¥2,420,000 1.49倍 USドル/円:157円

MSB Select DAC 2016年5月発売¥13,284,000 USドル/円:106円
 → 2024年5月ディスコン¥22,5500,000 1.70倍 USドル/円:157円

MSB Reference DAC 2017年11月発売¥5,832,000 USドル/円:114円
 → 2024年5月ディスコン¥10,692,000 1.83倍 USドル/円:157円

Playback Designs MPD-8 2018年8月発売¥2,700,000 USドル/円:112円
 → 2024年6月現在¥4,950,000 1.83倍 USドル/円:157円

Nagra HD DAC X 2020年春発売¥7,590,000 USドル/円:108円
 → 2024年6月現在¥10,841,600 1.43倍 USドル/円:157円

Metronome c/AQWO 2020年11月発売¥2,860,000 USドル/円:105円
 → 2024年6月現在¥3,740,000 1.31倍 USドル/円:157円

Accuphase DC1000 2011年当時(※DC901)¥1,155,000
 → 2024年6月現在¥1,430,000 1.24倍

Esoteric Grandioso D1X SE 2013年11月発売(※D1)¥2,625,000
 → 2024年6月現在¥4,290,000 1.63倍

SOULNOTE D3 2021年発売¥1,760,000
 → 2024年6月現在¥1,840,000 1.05倍

取り上げたDACのうち下3つの日本製品を除き(といってもesoさんはギルティ凄いけど価格は概ね発売時の1.4~1.8倍となっていることが分かった。一部の製品ではアップグレードも含んでいるが、それらも私が聴いた感覚ではそれほど大きな基礎性能の向上は感じない小変更であることから、ほぼ性能据え置きで価格だけが1.4~1.8倍になってしまったというのがこの2011年から2024年のハイエンドDACの状況である。

その価格高騰の要因は数字の遷移を見る限りコロナによる原材料の高騰の影響はあまりなく、完全に円安一択であるようにしか見えない。

為替が安定している時にちょいちょい発作的な謎値上げをする所があったり、円安が進行し始めた2022年あたりにドカッと円安分以上値上げしたせいで個人的に代理店の印象は良くなかったが、こうしてきちんと整理して見てみると2024年6月現在では円安比率から考えて許容される値上げ比率の範疇に収まっていると感じる。

以上、なんとも面白みのない結論になってしまったが、これで個人的にも現状を整理して把握出来てある意味すっきりとした。結局は円が強いか弱いかがハイエンドオーディオの価格決定では支配的なので、再び円がまともになってくれることを祈りつつ、今はこの冬の時代の中で無理せずやれる範疇でやるのが良いのではないかと思う。明けない夜はないはずだから。。。


・・
・・・
ところで今後円高に転じて仮にドル円110円程度までなったなら、当然製品の相場観も2020年あたりのものに戻してくれますよね?まさかこのままの相場観据え置きだなんて言う奴いる? いねえよなぁ!!?

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主にオーディオについて感じた事を書いています。
古いクラシックがメインですが、新旧ジャンル問わず音楽を楽しむスタイルです。

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