音の良いLANケーブル探求 14種比較

今回はオーディオシステムに使用した場合のLANケーブルの音質について、14種のLANケーブルを比較試聴したのでその結果を中心に書いていきたい。

というのも、先日からTaiko Audio SGM ExtremeExtreme Switchをお借りしているのだが(ショップさん、大変貴重な機会をいただきありがとうございます!)、脳死で従来から使っていたネットワーク環境をそのまま使っていてTaikoの本領を発揮させられない事態になってはいけないと思い、これを機にネットワーク環境について再度見直すことにした。

こういう機会にこそ自分の従来の方法論を一旦捨ててフラットな目で見るべきで、実際今回も気づきがあった。やはりオーディオは定期的な見直しが必須だとの思いをまた強くした試聴となった。

※2024.5.12 PANDUIT UTP28X3Mを追加試聴し計15種となった。

目次

はじめに

今回の企画は半分ネタでやっているので「そんな規格は本当は無い」だの「アースを取らないと本来の性能が出ない」だのと細かいことは言わずに「こまけぇこたぁいいんだよ!!」の精神で一緒にアホになって読んでいただけると嬉しい。(と言いつつアース等一応やるべきことはできる範囲でやってます)

また、改めて言うまでもなく、聞く人の認知傾向やシステム環境によって評価が変わってくるので、あくまで私の認知及びシステム環境での話として受け取っていただきたい。実際、今回私がLANケーブルを比較していて感じた違いは、システムや認知によっては感知しにくい、もしくは違った観点で感知してしまう可能性もありそうだと感じた。

と言いつつも、拙宅の他に別の環境でも比較試聴したり、自分以外の信頼できるオーディオ民何人かにも一緒に聞いていただいたりして概ね同じ意見だったりはするので、今回の評価に全く普遍性も客観性も無いものでもないとは思っている。

個人的には色々聞いてみた結果、ある程度の傾向とある程度のレベル分けは自分の中で出来た。そしてそれはそれなりに多くの人に共有出来るものであるとは感じている

音像と音場の描写の捉え方と評価方法

ただ、その傾向やレベル分けを共有するためには、その前提条件として音像と音場の描写についての捉え方を共有しておく必要性を感じた。こちらについては先に別記事で纏めているのでまずそちらを読んでいただけると有り難い

今回の音質評価もこの捉え方を基にして、音源の描写としてこうあって欲しいというイメージを設定し、そのイメージをどれだけ達成しているのかという観点で実施した。

比較試聴方法

今回試聴したケーブルの仕様一覧

今回試聴したケーブルの仕様一覧をまとめてみた。基本的に長さは2mで揃えている。

このうちJormaとTiglonはもう手元にないので以前所持したいた際の記憶とメモを基に評価している。

メーカー名製品名カテゴリシールド導体外径タイプ
NordostValhalla2 Ethernet8?3重シールド撚線23AWG?代理店HP
Jorma DesignEthernet Reference????代理店HP
TiglonTPL-2000L?????メーカーHP
ELECOMLD-OCTT/BM208STP撚線24AWG8.2mmスタンダード
ELECOMLD-TWS/BU27STP撚線24AWG8.2mmスタンダード
ELECOMLD-GPA/WH26AUTP撚線24AWG6.5mmスタンダード
ELECOMLD-GPAYT/BU206AUTP撚線28AWG4.2mmやわらか
ELECOMLD-GPASST6AUTP撚線30AWG3mmやわらか/超スリム
ELECOMLD-GFAT/BM206AUTP撚線32AWG1.4mmスーパーフラット
ELECOMLD-GPN/BU26UTP撚線26AWG4.6mmスタンダード
ELECOMLD-CTN/BU25eUTP撚線26AWG4.6mmスタンダード
SANWAKB-SL6A-02BL6AUTP撚線32AWG2.8mmやわらか/極細
SANWAKB-T6L-02BLCK6UTP単線23AWG6.4mmスタンダード/クロス
協和ハーモネットHLC-NMA-2MP6AUTP撚線?3.5mmスーパースリム
PANDUITUTP28X3M6AUTP単線28AWG4.7mm

試聴環境

試聴はいつもの拙宅のスピーカーシステムを使用した。RoonはRoon2.0 build1388

今回色々なLANケーブルを試した箇所はMFPCとルーターの間の箇所。PCとルーターはそれぞれTelos GNR mini 5.1と接続してアースを取っている。さらに借用しているTaiko Switchとルーターの間でも何個かのケーブルで試聴し、MFPCとルーターの間で感じた傾向とほぼ差異が無いことを確認している。

課題曲

今回の比較試聴では数が多いことから課題曲を2つに絞って比較した。課題曲はハイレゾ版も所持しているが、LANでの聴き比べでより差が出易いRoonでのTidalのストリーミング版を再生し試聴した。その他30分程度初期エージングをかけている時に適当にクラシックをかけているのをながら聞きもしている。

課題曲1:星街すいせい ビビデバ

課題曲の1曲目は最近のポップス系で適当に選択した。個人的に星街すいせいは結構聴くので声質や表現方法等を把握しているのも選択した理由。

聴きどころ
  • ボーカルの声質。ハスキーでありながら独特の透明感が出るか
  • ボーカルの表現の付け方、陰影、緩急、強弱あたりが出せているか
  • ボーカルの音像の立体感、音場の前後感
  • バックのリズム感、音飛び、オンオフ

課題曲2: Capucon & Chamayou & Moreau: Saint-Saens Sonates & Trio

課題曲の2曲目はクラシック系から比較的小編成のものを選択した。こちらも盤が出た当初からよく聴く愛聴盤であり、音色や表現について違和感を察知しやすいのが選択した理由。

聴きどころ
  • それぞれの楽器の音色及び質感の妥当性。例えばピアノのボディ感や高域の伸び、冷たさ、チェロの胴鳴りの深み、響きの広がり、ヴァイオリンの高次倍音の伸び等
  • それぞれの奏者の細かい表現、表情の付け方が出るか。一本調子に単純化されていないか
  • 三者のハーモニー、掛け合いが伝わるか。個々でぶつ切りになっていないか
  • 楽器の立体感、音場の前後感、響き成分の滞空時間

結論

結論から言うと、音の良いLANケーブル・・・そんなものはない

「これが最強」とか、「ハイエンドワンパン()」とか、逆に「さすがはハイエンド」とか、絶対の自信をもって言い切れるほど普遍的な観点で他を圧倒して良いものはなかった

中には「これを使ってはちょっと…」と感じるギルティなもの(次項のGランク)もあったが、それとてその人のシステムや認知にハマれば肯定的な評価になることもあるのではと想像可能なものでもあった。結局は評価は目的(どんな音源をどう聞きたいか)と認知とシステム状態による。今回の様なシステムの中でのメイン機器ではない枝葉の部分であるLANケーブルであるなら尚更。

私がこの記事を書いた理由の一つはまさにそういうところで、SNSやブログ等のオーディオ界隈においてインフルエンサー的な声の大きい人が「Aが良い」と言えば「Aが良い」ことになってしまう傾向を感じていてそれは不健全だと思っており、そんな状況に一石を投じたいと思ったからだ。

オーディオという目的や認知や感性が人により大きく異なる趣味に於いて、どんな状況でも通じる絶対的なものはない。なので、いくら経験値が高かろうが、いくら凄いハイエンドシステムを使っていようが、いくら主張が確信めいて強かろうが、無批判にその人の下した評価を受け入れるのは大変危険なことだ。

その人が自分と同じ道(方向性)に居るのか?目的は?よく聴く音源は?それをどう鳴らしたいの?システム詳細は?認知の傾向は?といった所をきちんと見た上で、自分にどこまでを取り入れてどこからを疑うのかを常に考えながら判断するべきだ。もちろんこれを書いている私の言う事も含めて。

LANケーブル音質総合評価 結果発表

さて、上記の様な結論を踏まえた上で、ここからはThinking Audioの音の捉え方をベースとしたLANケーブル音質総合評価の結果発表を行っていきたい。

今回は半分ネタということで、敢えて煽り気味にランク付けをしてみる

『男ってのはね こういうの渡しておけば喜ぶんだよ』ってフリーレン様も言ってた

LANケーブルの音質総合評価

LANケーブルの音質総合評価

A+: Nordost Valhalla2 Ethernet
A: ELECOM LD-GPA/WH2(カテゴリ6A/撚線/24AWG/6.5mm/スタンダード)
A-: SANWA KB-T6L-02BLCK(カテゴリ6/単線/23AWG/6.4mm/スタンダード)

——–多様性(好みの差)の範疇の壁——–
B: ELECOM LD-GPN/BU2(カテゴリ6/撚線/26AWG/4.6mm/スタンダード)
B: Jorma Design Ethernet Reference
B-: Tiglon TPL-2000L

——–まあ有りの壁——–
C: ELECOM LD-CTN/BU2(カテゴリ5e/撚線/26AWG/4.6mm/スタンダード)
C-:ELECOM LD-OCTT/BM20(カテゴリ8/撚線/24AWG/8.2mm/スタンダード/ツメが折れない)
D: PANDUIT UTP28X3M(カテゴリ6A/単線/28AWG/4.7mm)
——–まだまともの壁(越えられない壁)——–
E+: ELECOM LD-GFAT/BM20(カテゴリ6A/撚線/32AWG/1.4mm/スーパーフラット/ツメが折れない)
E: ELECOM LD-TWS/BU2(カテゴリ7/撚線/24AWG/8.2m/スタンダード)
——–以下はギルティ——–
G+: 協和ハーモネット HLC-NMA-2MP(カテゴリ6A/撚線/?/3.5mm/スーパースリム/ツメが折れない)
G: ELECOM LD-GPAYT/BU20(カテゴリ6A/撚線/28AWG/4.2mm/やわらか/ツメが折れない)
G-: SANWA KB-SL6A-02BL(カテゴリ6A/撚線/32AWG/2.8mm/やわらか/極細/ツメが折れない)
G–: ELECOM LD-GPASST/BK20(カテゴリ6A/撚線/30AWG/3.0mm/やわらか/超スリム/ツメが折れない)

各ランクについて以下にざっくり説明する。

Aランク音楽として違和感なく成立するのに必要な音の要素をきちんと満たしており、その中でシステムの状態および個人の好みで選択しても良いと思われるケーブル群。ここがオーディオでよく言われる「多様性」の範疇になる。

Bランクちょっとひっかかる所があるな~と感じるが、システムの状態によっては長所が上手くハマって有りかもというケーブル群。本気聴きでも気にしなければまぁという程度の欠損。

C・Dランクそれなりに厳しい点を感じつつもまだまともかなと感じるケーブル群。流し聞き程度ならまぁ聴けるかなという程度の欠損。

Eランクは音楽を聴いていて明らかにどこかおかしいと感じるケーブル群。でもまだ慣れれば聴けるかなという程度の欠損。

Gランク必要な要素が少なからず抜け落ちていて違和感が多いギルティなケーブル群。ぶっちゃけ特にアコースティック系の音源では違和感で2-3曲聴くと音楽を聴くのを止めたくなる程度の欠損。

因みに評価やランク付けにおいてケーブルの価格は全く考慮に入れていない。純粋な音だけを評価したものになる。従って価格も入れた観点となると当然Nordost, Jorma, Tiglonは評価が落ちる。ただ、これらの良く出来たオーディオ用ハイエンドケーブルには普通のケーブルでは得られない「品位」を備えている。一定以上の突き詰めたオーディオシステムに於いてはこの「品位」がシステム内の総和で一定量以上要求されるので、高くてコスパが悪いからと言って脳死で却下するのも考えものだということは補足として記しておく。

カテゴリによる傾向

次にカテゴリによる傾向について。思っていたより綺麗に傾向を感じ取ることが出来た。カテゴリは6Aがベスト、6もそれに次ぐ、それ以外は積極的に選択する必要はない、という感じ。これは結構広く多くの人に共有出来そうな傾向だと思う。

カテゴリ6Aのバランスの良さを頂点として、6→5eと数値が下がるに従い全体の情報量が減り細部の描写が甘くなりまったりとしていく傾向を感じた。

逆にカテゴリ7と8は余計な肉付けがありすぎて見通しが悪くなる。また中域に寄って高域が伸びなくなる傾向を感じた。

線材(および被覆)の太さによる傾向

線材(及び被覆)についても思っていたより綺麗な傾向を感じ取れた。太さは通常(スタンダード)が1番まともで選択するならこれ一択やわらか・スリム系は必要な要素が結構抜け落ちているのでギルティフラット系はざっくりは変ではないがどこか音の流れが変で違和感がある。

より線と単線はLANでも他のケーブルと同様の傾向。撚線の方が細かい音が出て、単線はストレートな表現になる。ここはどちらが良いというより好みやシステムとのマッチングの範疇で使い分けれる印象。

結局は変な工夫はせず普通が1番という至極まともなお話だった。これはオーディオあるあるでもある。

ちなみに恥を忍んで正直に書くと、今(2024年)から10年以上昔にKlimax DS/1を使っていた時の私は今回Eランクと評価したカテゴリ7を使用していたことを告白しておくw 当時は厚みがあって良いと思っていたんですよね・・・これもシステムと認知の成せる業で当時の私は今の私から見ればそういう状態だったということ、というのは今回テストしていて痛感した次第。

LANケーブル 個別音質評価

この項では今回比較試聴を行ったLANケーブル個別の音質傾向を記す。

それぞれ、ランク、仕様、寸評、試聴音源2種についての試聴メモをざっと書いている。

Nordost Valhalla2 Ethernet

ランクA+
他から頭一つ抜けて基礎性能が高い
特に立上りが早くリズムの刻みへの追随性が高い
まだ耐えられる程度のNordost臭に収まっている
価格さえ許容出来ればシステムに1本入れておきたい

ビビデバ

ヌケが良い
高域のバックグラウンドの透明感が高い
音像の線が細くなる
立ち上がりが1番速くリズム感が1番良い
1番定位が良いしかも情報を飛ばさずまともな方法論
基礎性能は他より頭ひとつ抜けて良い
しなやか
艶感が載るがnordostとしてはかなり少ない
空間にうっすらヴェールがかかるがこれもNordostとしてはかなり少ない
まだ耐えられる程度のNordost臭

クラシック

意外なほどまとも
若干ノードスト臭は載るが許容範囲
ちゃんと各楽器の音色の範疇に収まる
それでいて定位、音像のブレのなさ、品位、立ち上がりの速さ、滑らかさは頭ひとつ出ている
このケーブルNordostで唯一許せるかも
倍音を足している所がある

ELECOM LD-GPA/WH2

ランクA
カテゴリ6A/撚線/24AWG/6.5mm/スタンダード

倍音成分が豊富
残響成分が豊富
音数が多い(音像の周辺の成分が多い)
音像の芯と周辺の割合が五分五分
アコースティック系の妥当性が高い
音像の周辺の情報量が豊富なので細かい表現の違いを描き分ける能力が高い

ビビデバ

情報量が多い
すいせいの歌唱の微妙な陰影、ニュアンス、表情の付け方を表現出来ている
バックの音数が多い

クラシック

色々と妥当性が高い
豊富な倍音、雰囲気成分、残響成分、音像の周辺成分
チェロの深みがスリム系四天王とは全く違う
ピアノの高域の響き方、倍音の出方ヨシ

SANWA KB-T6L-02BLCK

ランクA-
カテゴリ6/単線/23AWG/6.4mm/スタンダード

クールで爽やか他では感じない独特の聴き味がある
LANケーブルを何本かシステムで使用する場合1本程度入れておいても良いかもしれない

ビビデバ

爽やか
クールでカッコいい
ちょっと今までにない聞き味
音の流れ方が他とは違う。外に流れるのがやや内に入っていく感じ。クロスだから?
低域が締まって明瞭に

ELECOM LD-GPN/BU2

ランクB
カテゴリ6/撚線/26AWG/4.6mm/スタンダード

ビビデバ

なかなか良い
5eより明らかに音像が濃くなってメリハリも出た
やや音像が発散気味?
高域の伸びが足らない
すいせいの声の透明感や裏声に移行する際の緩急の表現力が出ない
ややまったり

Jorma Design Ethernet Reference

ランクB

品位の高さがこのケーブルの白眉
このケーブルもヨルマの眷属の御多分に洩れず音像が収束して定位や前後感が明瞭になるのが特徴。
ただし、システムの基礎体力が上がりナチュラルになってくると逆に無理やり収束し過ぎて鼻についてくる。

音像がクッキリと明瞭に立つ。主従のコントラストがより明確に。その分やや不自然さは出る
音像がキュッと収束する
定位がピンポイントに
前後感が明瞭に。前後のレイヤーが分かりやすく
ディティールが明瞭になる
高域にやや金系の輝きがある帯域が出る
高域のある帯域にやや突っ張った感触が出る
やや基音勝ちになる

Tiglon TPL-2000L

ランクB-

SNがそこそこ上がる
自然
驚く事に抑圧感はほぼ無い
帯域バランスは特に
音色変化なし
音触変化なし
それほど大きな変化は無いが地味に基本性能は上がっている。これにこの価格を投資するのか非常に微妙。

ジワッと良さが分かる
音像の厚みがやや上がる
定位の明確さがやや上がる
位相精度はそこそこ上がる
若干もっさりする
音が発散せずに音像の周囲に纏まる感じ
響きと倍音が少なくなる

ELECOM LD-CTN/BU2

ランクC
カテゴリ5e/撚線/26AWG/4.6mm/スタンダード

ビビデバ

音が薄い。水墨画みたい
メリハリが乏しい
割とまとも
音像の立体感、空間の前後感ともに乏しい

ELECOM LD-OCTT/BM20

ランクC-
カテゴリ8/撚線/24AWG/8.2mm/スタンダード/ツメが折れない

ビビデバ

なぜか7より軽やかで開放感がある
といいつつもそれでもやはり重め
ベースのリズム感が悪い
鮮度がやや低い。少し薄い
高域はそれなりに伸びる
すいせいの声も透明感もそれなりにある
素通し感は7より上がる

クラシック

7よりずいぶんまともになる
ピアノの高域もさほど違和感はない
7よりはだいぶ音像は解れる
フルートの音が伸びない。木管っぽくなる

PANDUIT UTP28X3M

ランクD
カテゴリ6A/単線/28AWG/4.7mm

レンジが狭くなり上下が伸びない。特に高次倍音がスーッと抜けて行かない
少なくともやわらかスリム系みたいに情報が歯抜けになって違和感が出る系ではない
レンジは狭くなるが出ている範囲では変な所はない

ビビデバ

音の覇気がない圧がない
音の広がりがこぢんまりとする
音像の立体感が乏しい
ボーカル以外の音の聞こえが悪い
情報量が少ない(やわらかスリム系よりは良い)
音像の情報がメインになり、響きや雰囲気成分は感知しにくくなる

クラシック

フルート
高次倍音が超高域までスーッと抜けて行かない
音の広がりが少なくやや抑圧的

チェロ
やはり同じ倍音と音の広がりがかなり乏しい
チェロの胴鳴り成分や深み広がりがあまり表現されない

クラシックはポップスに比べて結構つらい
アコースティック楽器による演奏の聞きどころ(ニュアンス)が出ない。単純化されている

ELECOM LD-GFAT/BM20

ランクE+
カテゴリ6A/撚線/32AWG/1.4mm/スーパーフラット/ツメが折れない

ビビデバ

今まで試した中で1番変かも
→エージングでそこまででもなくなる
全体的にチグハグ感。全帯域で倍音の出方が安定せず、残響の広がり方も安定しないからだと思う
音が素直に出ていない感じ
⭐︎音が細くて薄い
音がペラペラ
音像がどっしりと落ち着かない感じ

クラシック

音がペラペラ
ペラペラかつほぼ基音しか出てない
倍音と響きがほぼ死滅している
→上記2つはエージングで改善される
音の流れも変なところがある
音の流れ方を見ようとすると生理的になんか嫌な感じになる

ELECOM LD-TWS/BU2

ランクE
カテゴリ7/撚線/24AWG/8.2m/スタンダード

ビビデバ

なかなか良い
→実はそれほど良くない
音像の成分は一通り揃っている
音像の厚みがある(必要以上に厚い方向に偏る
素通し感が足らない
音が広がらずボテっとする
音楽の流れが悪くズンドコする感じ。リズム感が悪い。センスを感じない
高域が伸びない
すいせいの声がハスキーに偏る。透明感が出ない

クラシック

全てが厚塗りの方向に偏る
表現も重めに偏る
開放感が乏しい
ヌケ感が乏しい
音の広がりがイマイチ
音が素直に広がらず一定範囲でボテっと纏まってしまう
高次倍音が出ない
ピアノの高域に違和感が強い
楽器の音が団子でごちゃつく

厚ぼったく解れず団子
音色は割とマシだが高域は伸びない
音楽性爺さんが好きそう

協和ハーモネット HLC-NMA-2MP

ランクG+
カテゴリ6A/撚線/?/3.5mm/スーパースリム/ツメが折れない

ビビデバ

なんかボーカルに違和感。すいせいの声質の成分のうち足らない所が結構ある。多分中低域あたり。ハスキーさが足らず深みも透明感もない。陰影やニュアンス成分が結構飛ばされているそこもすいせいらしくない要因の一つ。
高域の伸びはそこそこある。スリム系四天王では1番伸びる。
よく言えば音像が浮き出る感じ。悪く言えば音の広がりが途中でぶつ切りされている
音像が平面的で音場の前後感も乏しい
音像の密度が薄い
一見まともな様で一様に成分が歯抜け

クラシック

スリム系四天王の中で1番まともかも
それなりにアコースティック楽器の音色もまあ聴けるし、残響成分バッサリでもない
でもそれぞれ少なくなっている
自分のリファレンスのエレコム(LD-GPA)と比較するとやはり主に高域の伸び、高次倍音、音像のニュアンス成分、響き成分が不足している

ELECOM LD-GPAYT/BU20

ランクG
カテゴリ6A/撚線/28AWG/4.2mm/やわらか/ツメが折れない

ビビデバ

ボーカルの雑味が多い。最高峰に粗い
ベースの低域が汚い
⭐︎音が全然広がらない
⭐︎音が来ない
抑圧感
音像と音像がぶつ切りで全体としてまとまりなくガチャガチャしている

クラシック

音が薄くなる。
音が透けて見える感じがするが、必要な成分が間引かれているだけ。
神経質
残響が素直に広がらない抑圧感
それなりにまとも
やはり高域の伸び、高次倍音が出ていない。ヴァイオリンはシブい音がしてしまう
残響も素直に流れていかない

SANWA KB-SL6A-02BL

ランクG-
カテゴリ6A/撚線/32AWG/2.8mm/やわらか/極細/ツメが折れない

ヤバい。ちょっとここまでのは…
とても粗い
→エージングでややマトモに
→更にエージングで普通のレベルまで来た。いや、やはりまだ高域は粗い

普通にあるべき艶やかさ、しっとり感が除去されている

このケーブルはめっちゃVoxativっぽい音になっているw
→エージングでその粗さは無くなった。いや、やはりまだ高域は粗い

残響成分がほとんど広がらない。死
弦のしっとり感と全部消えてる
残響成分や音像周辺のグラデーションがバッサリ切られて無いためとても平面的。空間の繋がりがバッツリ切られていて音像だけがボンボンボンと置いてあるイメージ
音像の圧は聴感上上がる
音像の芯だけがクッキリハッキリ出る
空間が曇る

ビビデバ

心理的にデッド
音像だけがバンバンバンと提示される
確かにバックとのコントラストで音像はクッキリ見えるが音楽はそういうもんじゃない。音と音とのハーモニーや連動性があってこその音楽。そしてそういうニュアンス情報を大切に扱うのがオーディオを突き詰めて行く価値の大きな所
自分のリファレンスエレコム(LD-GPA)で聞くと空間にうっすらと機材の音?の様なものが載っているがこのケーブルではそういうのが全部分からなくてなっている

音の広がりがかなり限定的。狭い中に押し込められている

音像についてはスリム系四天王で1番まとも。ボーカルは陰影やニュアンス成分は結構出ていてすいせいの声質としての違和感は少ない。ただ高域の伸びがかなり厳しくすぐ切れていて頭打ち感がつらい。すいせいの透明感はそこでスポイルされる

クラシック

やわらか超スリムエレコム(LD-GPASST)より音色はまだマシ(それでもまだ倍音成分が足らないが)
ただ残響成分が全部バッツリすぐ切れてしまい、各楽器の音像のみが個別に空間の連続性なく不気味に屹立している様はなかなかホラー

ELECOM LD-GPASST/BK20

ランクG–
カテゴリ6A/撚線/30AWG/3.0mm/やわらか/超スリム/ツメが折れない

ビビデバ

やはり音像が明瞭かつクリアに提示される
明瞭が故に定位は明瞭に聞こえるが雰囲気成分の情報を飛ばしている
陰影やニュアンス表現はそこそこ飛ばされていてオンにかなり偏る
バックの細かい音もそこそこ飛ばされている
平面的
残響成分の飛ばし具合はサンワ(KB-SL6A)よりだいぶマシ
まだ空間のうっすらとした音が分かる
音と音との連動性もそれなりに感じる

明瞭でわかりやすいのでポップス専用機なら良さそう

クラシック

全然ダメ
音痴。音の成分がおかしい
倍音成分の構成が変なので音色がおかしくなる
具体的には高次倍音が出ていない
音色がめっちゃ曇る

おまけ スリム系四天王について

やわらか超スリムエレコムはマジで倍音死滅している
そしてやわらか極細サンワは残響が死滅している
その点スーパースリム協和ハーモネットは両方ともまだ生き残ってる
その上で引っかかる点が少ないのと個々の音が聞き取り易いという分かりやすい観点が上手くバランスしている

四天王筆頭 協和ハーモネットスーパースリム
No2 エレコムやわらか
No3 サンワやわらか極細
四天王最弱 エレコムやわらか超スリム

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この記事を書いた人

主にオーディオについて感じた事を書いています。
古いクラシックがメインですが、新旧ジャンル問わず音楽を楽しむスタイルです。

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